大きな体重減少効果

最初の試験（SURMOUNT-1）では、糖尿病のない肥満患者さんが平均で20％を超える体重減少を達成しました。これは従来の治療薬を大きく上回る成果です。

 

糖尿病を合併していても有効

SURMOUNT-2では、2型糖尿病を持つ患者さんでも約15％近い体重減少が得られ、血糖コントロールの改善も確認されました。

 

生活改善との相乗効果

SURMOUNT-3では、食事・運動などの生活習慣改善に薬を組み合わせることで、手術に匹敵するほどの減量効果が示されました。

 

継続治療の重要性

SURMOUNT-4では、薬を続けた人は減量を維持できた一方、中止した人では体重が再び増えることが確認され、「肥満は慢性疾患である」ことが明らかになりました。

 

合併症への効果

睡眠時無呼吸症候群（SURMOUNT-OSA）や糖尿病発症予防（SURMOUNT-1延長試験）でも改善効果が確認されました。

 

他の薬との比較

最新のSURMOUNT-5では、セマグルチド（オゼンピック／ウゴービ）よりも大きな減量効果を示し、この薬の優位性が明らかになっています。