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SURMOUNT−J試験
SURMOUNT-J試験は、日本人の肥満症患者さんを対象に行われた臨床試験です。チルゼパチド(ゼップバウンド)の有効性と安全性を、日本人の体質や代謝に合わせて検証するために実施されました
試験の概要
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対象:肥満症の日本人成人(2型糖尿病なし)
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方法:週1回、チルゼパチド(10mgまたは15mg)またはプラセボを72週間投与
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評価:体重減少効果、代謝指標(血糖・脂質など)、安全性
主な結果
体重減少効果
10mg群:平均 −17.8%
15mg群:平均 −22.7%
プラセボ群:−1.7%
→ ほとんどの患者さんで20%前後の体重減少を達成しました。
5%以上の体重減少を達成した割合
10mg群:94%
15mg群:96%
プラセボ群:20%
代謝パラメータの改善
HbA1cが平均0.67%低下
空腹時血糖値の改善
インスリン感受性の向上
心血管リスク因子の改善
血圧(収縮期:約11〜12mmHg低下)
中性脂肪(約50%減少)
尿酸値の低下
体脂肪の改善
内臓脂肪:約40%以上減少
皮下脂肪:約30%以上減少
肝脂肪も大幅に改善(脂肪肝の改善率 70%前後)
患者さんの生活の質(QOL)
身体機能や生活の質に関するスコアが有意に改善
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