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SURMOUNT−2試験
SURMOUNT-2試験は、2型糖尿病を合併した肥満症患者さんを対象に、チルゼパチド(ゼップバウンド)の効果と安全性を検証した臨床試験です。糖尿病を持つ方は体重減少が難しいことが知られていますが、この試験では血糖コントロールと体重減少の両立が可能であることが示されました。
試験の概要
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対象:BMI27以上、HbA1c 7-10%の2型糖尿病患者938名
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方法:週1回皮下注射でティルゼパチド10mg、15mg、またはプラセボを投与
主な結果
体重減少効果
10mg群:平均 −17.8%
15mg群:平均 −22.7%
プラセボ群:−1.7%
→ ほとんどの患者さんで20%前後の体重減少を達成しました。
5%以上の体重減少を達成した割合
10mg群:94%
15mg群:96%
プラセボ群:20%
代謝パラメータの改善
HbA1cが平均0.67%低下
空腹時血糖値の改善
インスリン感受性の向上
心血管リスク因子の改善
血圧(収縮期:約11〜12mmHg低下)
中性脂肪(約50%減少)
尿酸値の低下
体脂肪の改善
内臓脂肪:約40%以上減少
皮下脂肪:約30%以上減少
肝脂肪も大幅に改善(脂肪肝の改善率 70%前後)
患者さんの生活の質(QOL)
身体機能や生活の質に関するスコアが有意に改善
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