ナイアシンはこんなビタミンです。

「 完璧活用 ビタミン BOOK 」の 連載

 

●どのようなビタミンか
ナイアシンには、体の中で同じ酸化還元反応をつかさどるニコチン酸とニコチン酸アミドの2種類があります。いずれも、熱、酸、アルカリに強く、普通の調理法では分解されることはありません。ほかのB群のビタミンと同様に水溶性です。動物、植物ともに広く含まれ、人間も必須アミノ酸のトリプトファン代謝の副産物として体内で一部合成していますが、所要量を満たすほどではありません。

 

●ナイアシンの働き
まず体の様々な組織の機能を正常に保ちます。三大栄養素の代謝に関係し、特に糖質の代謝を促進するエネルギーを確保します。また、皮膚の発育、消化器系の働きに関わっています。さらに、解毒作用や老化防止作用も持っています。

 

●ナイアシンの欠乏症と所要量
このような働きを持つことから、不足すると、肉体疲労はもちろん、口角炎や口内炎,舌が荒れるなどの皮膚粘膜障害を起こしたり、食欲不振、消化不良、下痢などの胃腸障害を引き起こします。重くなると、ペラグラにかかります。これは、手足など特に日光に当たる皮膚がふやけに敏感になるとともに、神経障害や消化器障害を起こす病気です。

 

一日の所要量は、成人男性で17mg、成人女性で13~14mgといわれています。ナイアシンは牛肉、豚肉、鳥肉、魚介類、豆類にたくさん含まれています。

 

出典 完璧活用 ビタミン BOOK 
鈴木吉彦 著 (株) 主婦の友社 発行