古代食・自然食でやせられる?

「 まちがいだらけのダイエット」の 連載

 

「古代食ダイエット シミ・ソバカスも治る」などの出版物があります。

 

ほとんどまちがい
 古代人が食べていた食事、すなわち自然のままのものを食べていればやせるという説です。自然食品ブーム、無農薬野菜などのブームに迎合したものかもしれません。

 

  古代人は太っていなかったから、古代人が食べていたような物(小魚、貝、山菜、野草、海藻、玄米など)を自然のまま(加工食品は避ける、生で食べる、火を使わない)に食べていればやせるというのです。

 

 しかし海や川のそばで暮らしている人、山のふもとで暮らしている人以外、こんな方法は実際問題不可能です。だいたい、食べられる山菜や野草なんて、そうそうたくさんあるものではありませんし、小魚と貝だけでは動物性たんぱく質不足になる恐れもあります。そうしたもの死か食べられなければ、栄養失調になってしまいます。

 

 本当に古代食を実行できたとしたら、古代人のように、30歳ぐらいで早々と死んでしまうのではないでしょうか。

 

部分的には正しい
 古代の人たちはほぼ常に飢えていたに違いありません。しかも、食料を口にするためには、必死で自分たちの肉体を使ったことでしょう。ですから、そうした「食べ過ぎない事」と、「体を良く動かすこと」とを学べば、ダイエットにも効果があると考えられます。

 

出典  まちがいだらけのダイエット
鈴木吉彦 著 (株) 保健同人社 発行