アルコール類を飲んだらその分主食を減らせばよい?

「 まちがいだらけのダイエット」の 連載

 

まちがい
 アルコール類は、ほとんどが穀類や果物を原料にして作られます。けれども、これがアルコール製品になると、エネルギーと糖類以外、ほとんど栄養素がなくなってしまいます。清酒やビール、葡萄酒にはごく少量のタンパク質、ミネラル、水溶性ののビタミンが含まれますが、焼酎、ウイスキー、ブランデー、ウォッカ、ジンなどの蒸留酒には、タンパク質もミネラルもビタミンも全く含まれません。

 

 これはエンプティカロリー食品と呼ばれ、御飯やパンを食べずにアルコール類ばかり飲んでいると次第に各種の栄養素が不足してきます。

 

特殊な場合にはあてはまるが・・・
 アルコールをたくさん摂る人に太り気味の人が多いのは、飲みながらエネルギーの高いものを食べたり、夜遅くに食事をしたりすることが多いためでしょう。もちろん、アルコール自体も高エネルギーです。

 

 逆に酒飲みなのにやせている人がいますが、こういう人は栄養のあるものを食べずに飲むことが多く、アルコールで最低限のエネルギーは確保しているものの、タンパク質をはじめ、ビタミン、ミネラルなどの栄養が不足していることが考えられます。

 

 糖尿病になっている可能性もあり、とても健康とは言えません。こうした状態は正しくは「やせている」ではなく、「やつれている」と呼びます。

 

出典  まちがいだらけのダイエット
鈴木吉彦 著 (株) 保健同人社 発行