ビタミンEは8種類あり、効き目が一番高いのはα-トコフェロールです

「 完璧活用 ビタミン BOOK 」の 連載

 

 ビタミンEの化学名であるトコフェロールは、ギリシャ語のトコス(子供を産む)+フェロ(力を与える)から来ています。これは発見の過程で、不足するとネズミが流産したり、不妊になる因子としてみつかったため。

 ビタミンEの効果を持つ物質は、天然にはトコフェロールとトコトリエノールがそれぞれα、β、γ、δの4種類ずつ、全8種類あります。最も生理的に効き目の優れたα-トコフェロールには多少構造が違う合成品があります。効き目は天然のものを1とすると、合成品で0.7位です。同じ天然でもα以外のトコフェロールの効き目は、0.01~0.5と低く、トコトリエノールについては、現在のところ満足なデータがありません。

 脂溶性のビタミンであるビタミンEは、ねばりのある淡黄色の油で、植物が合成します。紫外線に弱く、ビタミンCと同様に抗酸化作用を持ち、空気にさらしておくと酸化されやすい性質を持っています。

 

出典 完璧活用 ビタミン BOOK 
鈴木吉彦 著 (株) 主婦の友社 発行